TSO〈Transmission System Operator〉


TSO〈Transmission System Operator〉
送電系統運用者

日本においては一般送配電事業者が該当し、送電用及び配電用の電気工作物により、その供給区域において託送供給および発電量調整供給を行う電力会社を指す。

発電所によって発電された電気は、50万V~27.5万Vの超高圧送電線から超高圧変電所に送電され、以降各送電線から変電所を経由して段階的に降圧しながら顧客に届けられる。

電線を通る電気は、電圧が高いほど送電ロス(電線で消費する電力量)が減少するという関係があるので、電力系統は可能な限り顧客の手前まで高い電圧を維持させるよう設計されている。

このうち、発電所から変電所までの基幹部分が送電系統で、その運用をつかさどるのが「TSO」である。


【出典・参考情報】
経済産業省
第1回 同時市場の在り方等に関する検討会 
参考資料 略語の正式名称と用語の定義
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/doji_shijo_kento/pdf/001_s00_00.pdf

経済産業省 資源エネルギー庁
なっとく再生可能エネルギー 用語解説
https://faq.enecho-saiene.go.jp/category/show/13?site_domain=default

パワーアカデミー事務局
電気工学用語集
https://www.power-academy.jp/sp/learn/glossary/


IEA・国際共同研究 関連用語集