IEA・国際共同研究
自動車用先進燃料技術連携プログラム(AMF TCP)
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発足の経緯と目的
本プログラムは、1984年5月に米国、カナダ、スウェーデン及びニュージーランドの4カ国が自動車燃料としてのアルコールの共同研究を実施するため「自動車燃料としてのアルコール及び混合アルコールに関する研究開発及びデモンストレーション計画の実施協定」を締結し、開始されたものです。
その後、1989年11月のローマにおける第11回執行委員会において、名称が「自動車用代替燃料研究開発実施協定」と変更され、さらに、研究対象の幅を広げるべく、1998年10月の東京で行われた執行委員会で「自動車用先進燃料研究開発実施協定」(Implementing Agreement for a Programme of Research, Development and Demonstration on Advanced Motor Fuels)(以下、"IEA AMF"という。)への名称変更が行われました。その後、IEAの技術連携プログラム(TCP)の1つであることからAMF TCPと表示するようになり現在に至っています。
本プログラムの目的は、自動車用先進燃料に関する国際協力の実施により、その技術開発の促進及び各国における開発の重複を避け効果的な研究開発を実施することにあります。
IEA AMF の参加国
2024年2月現在の参加国は、オーストリア、ブラジル、カナダ、中国、デンマーク、フィンランド、ドイツ、インド、日本、韓国、スペイン、スウェーデン、スイス、および米国の14カ国である。
日本からは、一般財団法人環境優良車普及機構 (LEVO:Organization for the Promotion of Low Emission Vehicles)、独立行政法人自動車技術総合機構交通安全環境研究所(NTSEL:National Trafic Safety and Environment Laboratory)および、国立研究開発法人産業技術総合研究所 (AIST:National Institute of Advanced Industrial Science and Technology )の3機関が政府指定機関として参加している。
活動中のタスク
2024年2月現在、以下のタスク(共同研究)が活動中である。
- タスク28:情報サービスおよびAMFウェブサイト
- タスク61:リモートエミッションセンシング
- タスク62:代替燃料を使用するエンジンの摩耗
- タスク64:e-フューエルおよび最終用途の展望
- タスク65:ノンロードモバイル機械のパワートレーンオプション
国際エネルギー機関のリンク
IEA ウェブサイト "Technology Collaboration (Advancing the research, development and commercialisation of energy technologies)"
(https://www.iea.org/programmes/technology-collaboration-programme)
IEA AMFウェブサイト
(http://www.iea-amf.org/)