最近の軽油価格の乱高下により、コスト削減のため、エコドライブの重要性はますます高まっています。また、改正省エネ法の施行によりCO2削減は自動車運送事業者等において喫緊の課題となっています。貨物自動車等のCO2対策の一つとして、平成17年度より国の補助事業としてEMS(エコドライブ・マネージメント・システム)普及事業が進んでおり、エコドライブ支援装置(以下、EMS用機器という)の普及が図られています。(財)運輸低公害車普及機構(LEVO)は、国の補助事業を活用し、運送事業者等に対しEMS普及事業を行っています。平成20年度までに約8万台のEMS用機器が全国の事業所に導入され、機器によるエコドライブ支援が図られた結果、平均で約8%の燃費改善効果が得られました。
一方で、実際の営業走行では、走行ルートおよび交通状況等の運行実態、ならびに車両仕様、車両保守管理等の使用実態など様々な要因がCO2排出量に影響するため、個々の運送事業者の車両の運行実態および使用実態等に応じたきめ細かなエコドライブによりさらなるCO2改善を図ることができる可能性があります。
そこで、本事業ではEMSを実践している、または、これから導入しようとする貨物運送事業者等の運行実態、使用実態およびEMSの取り組み状況等の調査を行い、燃費改善の期待効果および効果的なEMS取組方法を分析し、個々の事業者に適したさらなる燃費改善のためのエコドライブ手法を総合的に提案することを目的とします。
※EMS機器メーカー・販社が、申請者となる場合の事業の流れについては、別途お問合せください。
○ 対象者
原則的に以下の事業者を対象者とします。
○ 対象車両
原則として、ディーゼル自動車、または、圧縮天然ガス(CNG)自動車とします。
その他の車種については、相談の上、診断可否を決定いたします。
○ 申請受付
申し込み先着順に受け付けております。
年間の診断実施件数に限りがありますので、申込多数の場合にはお申し込みいただいてもご希望に副えない場合があります。
○ 診断費用
診断費用は、下表に示す手数料と調査経費(実費)の合計になります。
費 用 項 目 | 金額 | |
手数料(税込み) | 83,810円 | |
調査経費 | 出張旅費 | 実 費 |
機器脱着費 | 実 費 | |
機器送料 | 実 費 |
診断手数料は、消費税率の変更に伴い、令和元年10月1日以降の申請より83,810円(税込)(76,191円(税別))に改定されます。(令和元年10月1日)
<診断費用の目安>
受診事業者の所在地 | 診断費用の概算合計* |
札 幌 | 29万円 |
仙 台 | 17万円 |
東京近郊 | 10万円 |
名 古 屋 | 17万円 |
大 阪 | 19万円 |
広 島 | 21万円 |
福 岡 | 31万円 |
*札幌、福岡は飛行機の利用、その他は新幹線の利用を前提としています。
*LEVO担当者が計測・調査時に2名、結果説明時に1名の訪問が前提です。
*調査の日程によっては宿泊を必要とする場合があります。その場合は別途宿泊費がかかります。
*計測機器脱着費として1.5万円を計上しています。受診事業者で脱着可能な場合は不要です。
○ 支払方法
診断費用のお支払い方法は、一括払いまたは3回までの分割払い(金利・手数料なし)のほか、低公害車、EMS機器等のリースを新規にお申し込みの際に、合わせてエコドライブ総合診断をご契約いただき、リース期間に応じて、月々のリース料と合算して分割払いしていただくことも可能です。詳細は別途お問合せ下さい。
※EMS機器メーカー・販社が申請者の場合の診断費用・支払い方法については別途お問合せください。
受診事業者には、診断終了後、修了証を授与いたします。
診断終了後、LEVOホームページに受診事業者の紹介をいたします。
(申請者および受診事業者が了承する場合に限ります。)
※ お申し込み・相談の際は下記までご連絡下さい。
(一財) 環境優良車普及機構 企画調査部
電話:03-3359-9008