2℃ Scenario〈RCP2.6〉


2℃ Scenario〈RCP2.6〉
2℃上昇シナリオ

「1988年にWMO(世界気象機関)とUNEP(国連環境計画)のもとに設立された政府間機関」であるIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、気候変動についての科学的知見を取りまとめた報告書をつくり、各国に地球温暖化対策の基礎データを与え、地球温暖化防止のために行動することを促している。

IPCCは、地球温暖化の進展によってもたらされる気候現象について予測し、下記に示すシナリオを提示した。

【AR6で使用されている主なシナリオ】

注)AR6 :IPCC第 6 次評価報告書
  SSP :将来の社会経済の発展の傾向を仮定した共有社会経済経路
  RCP :温室効果ガスが将来安定化する大気中濃度のレベルとそこに至るまでの経路を仮定した代表的濃度経路

2°C上昇シナリオは、21世紀末の世界平均気温が、工業化以前と比べて0.9~2.3°C(20世紀末と比べて0.3~1.7°C)上昇する可能性の高いシナリオである。
これは、パリ協定の2°C目標が達成された世界であり得る気候の状態に相当する。

※IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)


【出典・参考情報】
経済産業省
気候変動に関する政府間パネル第6次評価報告書
第1作業部会報告書(自然科学的根拠)の公表について
https://www.meti.go.jp/press/2021/08/20210809001/20210809001-3.pdf

関連資料 別添3
https://www.meti.go.jp/press/2021/08/20210809001/20210809001.html

気象庁
日本の気候変動2020
—大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書—

https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/ccj/index.html

https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/ccj/2020/pdf/cc2020_gaiyo.pdf


IEA・国際共同研究 関連用語集