APS〈Announced Pledges Scenario〉


APS〈Announced Pledges Scenario〉
表明公約シナリオ

2015年12月、フランスのパリで開催された第21回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP21)において、2020年以降の温室効果ガス排出削減等のための新たな国際枠組みとして、パリ協定が採択された。
パリ協定では、産業革命前からの気温上昇幅を2℃に抑える目標が設定され、1.5℃に抑える努力を追求することが定められた。
国際エネルギー機関(IEA)では、その目標に向け、将来の世界のエネルギー需要予測を行い、いくつかの将来シナリオを想定している。

「表明公約シナリオ」は、有志国が宣言した野心を反映したシナリオである。

2050年の世界の一次エネルギー消費量は、表明公約シナリオでは2021年比で約1.01倍の石油換算150億トンになる見通しである。
なお、将来は不確実であり、このシナリオはあくまでも一定の前提に基づいた試算に過ぎない。


【出典・参考情報】
経済産業省 資源エネルギー庁
令和4年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2023)
https://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2023/html/2-2-1.html


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