CPS〈Current Policies Scenario〉


CPS〈Current Policies Scenario〉
現行政策シナリオ

国際エネルギー機関(IEA)は、毎年、エネルギーの需給や技術開発に関する見通しなどを示したレポートである「World Energy Outlook」を刊行している。

「World Energy Outlook」では、国際エネルギー情勢や政策提言について3つのシナリオ(現行政策シナリオ、公表政策シナリオ、持続可能な開発目標を完全に達成するための道筋~持続可能な開発シナリオ)に基づいた分析をおこなっている。

「現行政策シナリオ」は、世界各国が今の政策を何も変更せずに現在の道をそのまま歩み続けた場合にどうなるかを示したシナリオのことである。

「World Energy Outlook 2019」の本シナリオによれば、エネルギー需要は2040年まで毎年1.3%ずつ増加すると予測される。
また、エネルギー関連のCO₂排出量は2018年の「2.3%」という伸びは大きく下回るものの、たえまない増加を続けることになると分析している。


【出典・参考情報】
経済産業省 資源エネルギー庁
IEAのレポートから、世界のエネルギーの“これから”を読みとく
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/world_energy_outlook2019.html


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