ERS 〈Electric road systems〉


ERS 〈Electric road systems〉
電気道路システム

「電気道路システム」とは、走行しながら電気自動車(EV)を充電できる仕組みを備えた道路である。
走行中給電が可能になれば EV に搭載するバッテリーを小型軽量化でき、価格も低減される。
また、充電ステーションに立ち寄り充電する時間も削減できる。
これらの特徴はとりわけ大型車のEV化に道を開く。

今日、世界で実証されている ERS は、給電方法(接触型もしくは非接触型)、そして給電システムの設置場所(道路上空、道路上・側面、道路に埋没)によって類型化できる。

スウェーデンでは、National roadmap for electric road systems で ERS 事業構築に向けたロードマップが示されているが、これに沿って現在以下の 四つのタイプの ERS が実証されている。

・道路上のカテナリー型 ・接触(コンダクティブ)充電システム
・道路表面上に敷設・接触(コンダクティブ)充電システム
・道路埋め込み型 ・接触(コンダクティブ)充電システム
・道路埋め込み型 ・非接触(インダクティブ)充電システム


【出典・参考情報】
スウェーデンが進める電気道路システム
London Research International Ltd., London, UK 2020年9月22日
https://londonresearchinternational.com/wp-content/uploads/2020/12/LRIEC220920.pdf


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