FiT〈feed-in tariff〉


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固定価格買取制度

再生可能エネルギーの「固定価格買取制度」は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度である。

電力会社が買い取る費用の一部を、電気を利用している者から賦課金という形で集め、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていく。

この制度により、発電設備の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなりより普及が進む。

対象となる再生可能エネルギーは、「太陽光」「風力」「水力」「地熱」「バイオマス」の5つのいずれかを使い、国が定める要件を満たす事業計画を策定し、その計画に基づいて新たに発電を始められる方が対象である。

発電した電気は全量が買取対象になるが、住宅の屋根に載せるような10kW未満の太陽光の場合やビル・工場の屋根に載せるような10~50kWの太陽光の場合は、自分で消費した後の余剰分が買取対象となる。


【出典・参考情報】
経済産業省 資源エネルギー庁
固定価格買取制度
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/surcharge.html


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