IGCC〈integrated gasification combined-cycle〉


IGCC〈integrated gasification combined-cycle〉
石炭ガス化複合発電

「IGCC(Integrated Coal Gasification Combined Cycle)」とは石炭ガス化複合発電のことである。

石炭を微粉末にして高温・高圧化で酸素と反応させると、一酸化炭素と水素の合成ガスができるが、石炭中の窒素分や硫黄分は、この反応過程で大幅に減らすことができる。
この合成ガスを燃焼させてガスタービンを回し、さらにガスの熱を利用して蒸気タービンも回して発電すると、微粉末火力発電よりも大幅に発電効率を向上させることができる。
これが石炭ガス化複合発電である。

IGCC(石炭ガス化複合発電)は、発電効率と環境性能の飛躍的な向上を実現している。
大型IGCC では従来型石炭焚き火力発電方式と比べ、発電効率を約15%向上させ、CO₂の低減も図ることができる。


【出典・参考情報】
パワーアカデミー事務局
電気工学用語集
https://www.power-academy.jp/sp/learn/glossary/id/132

三菱重工株式会社
IGCC(石炭ガス化複合発電プラント)
https://www.mhi.com/jp/products/energy/integrated_coal_gasfication_combined_cycle.html


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