貨物自動車用ドライブレコーダ選定事業
事業概要
1.事業の目的
現在市販されているドライブレコーダの目的、機能及び活用方法等は多種多様であり、また貨物運送事業者のドライブレコーダに対するニーズも多様化しており、今後さらにドライブレコーダの普及を促進するためには、市販されているドライブレコーダを貨物自動車に使用する場合を想定し、主たる使用目的に応じた分類を行い、機器の機能や活用等に関する要件を設定することが有効であると考えられます。
そのため、LEVOは、(社)全日本トラック協会からの要請により、ドライブレコーダに関する有識者、専門家から構成される検討会を組織し、貨物自動車用ドライブレコーダ選定ガイドライン(以下、ガイドラインとする)の検討を行ってまいりました。
このたび、ガイドラインがまとまりましたので、LEVOはドライブレコーダメーカー等からの選定のための申請を受け付け、ガイドラインに沿ってドライブレコーダを選定し、その型式等を発表することとします。
貨物自動車用ドライブレコーダ選定ガイドラインの検討経緯について(概要)
2.対象となるドライブレコーダ
当該ドライブレコーダは、既に商品化されている、あるいは今後商品化されるものとし、貨物自動車への導入及び一般的な使用条件下において、運送事業者の適切な活用を確保する観点から販売店等より直接運送事業者等に販売されており、機器の取付、取扱の指導、及びアフターフォローなど使用者が円滑に導入、使用できる条件が整えられているドライブレコーダを対象とします。
なお、このガイドラインでは、ドライブレコーダを、簡易型、標準型、運行管理連携型及びスマートフォン活用型の四つに分類し、それぞれにおける機器の機能や活用等に関する要件が定められています。
3.申請
[1]申請者の要件
本規程の対象となる申請者は、当該ドライブレコーダ機器等の製造又は販売を業とする者とする。
[2]ドライブレコーダの導入、使用に関わる要件
機器の取付、取扱の指導、及びアフターフォローなど使用者が円滑に導入、使用できるようにするためのメーカーあるいは販売会社等への要件は以下通り。
項目 | 要件 | 具体的事項 | |
---|---|---|---|
サポート体制 | ドライブレコーダを使用、活用するための メーカー/販売会社のサポート体制の充実度 | ・ドライブレコーダを製作又は販売するものは、使用者に対し取り付け、取り扱い及び活用に関するサポート体制があること。 ・ドライブレコーダを製作又は販売するものは、機器の不具合等に対する修理体制があること。 | |
耐久信頼性/品質 | 耐久試験、電圧試験結果等 | ・自動車として使用する環境で十分な耐久信頼性を有し、車内の品質基準において確認試験等が実施された機器であること。 | |
保証等 | 製品保証期間、部品保存期間等 | ・製作又は販売会社による保証期間及び部品保存期間が定められていること。 | |
販売 | 販売開始日(見込み) | ・選定結果発表日までに販売していること。 |
[3]申請書類
申込者は、LEVOに対して、選定申請書および所定の書類を添付して正本1部を提出してください。
(副本は控えとしてお持ちください)
① 貨物自動車用ドライブレコーダ 選定申請書(様式1~様式5) | 品質保証および品質管理基準概要 |
② 主な仕様(様式6) | Excelファイル(電子ファイル)も提出 |
③ 選定申請総括表(様式7) | Excelファイル(電子ファイル)も提出 |
④ 対象機器カタログ | ー |
⑤ 対象機器取扱説明書 | ー |
⑥ 対象機器価格表 | 標準的なセットの品番、価格 |
⑦ 対象機器に係る試験成績証等 | ー |
⑧ 会社案内 | ー |
[4]受付
受付に際し次に掲げる内容を確認します。申請される方の時間帯が重複する恐れがありますので、必ず申請日時を予約してください。審査、選定は1時間以内を予定しています。
- 本ガイドライン(※)の対象となるドライブレコーダ、申請者であること。
- 申請書に必要事項が記載され、必要な書類が添付されていること。
- 申請対象となるドライブレコーダの現品(数量1)の主たる部分の提示及び実使用状態を模擬したサンプル映像等を用いたデモンストレーションによる確認。
注)デモンストレーションは、実際にトラックに取り付けた映像において行うこと。また、その際、交差点における信号、夜間、逆光状態(日中)等を含む映像が、確認できること。
LEVOは、申請書内容、申請者の要件、デモンストレーションの結果等を精査し、申請内容が適切であると確認されたときは、申請書類を受け付けます。その際、副の表紙に受付印を捺印し、申請者に返却します。
※ガイドラインは、学識経験者、有識者からなる検討会において検討されたものです。詳細は、「貨物自動車用ドライブレコーダ選定ガイドラインの検討経緯について(概要)」を参照してください。
[5]受付期間
受付は、随時行っています。
4.選定
- 審査
LEVOは、申請者から提出された当該ドライブレコーダ受付時の確認内容及び関係申請書類からガイドラインに定める要件に適合しているか審査します。
LEVOは、機構内に貨物自動車用ドライブレコーダ選定ガイドライン委員会(以下、選定委員会)を設置し、必要に応じ選定委員会を召集し、受け付けたドライブレコーダの選定に関わる審査を付託することがあります。 - 選定結果の通知
LEVOは、審査終了後、選定結果を申請者に通知します。
なお、申請者は結果に対して異議を申し立てることができません。 - 選定結果の発表
LEVOは、審査結果が規程に適合する場合、発表規定に基づき申請案件に対して選定番号を付して機構のホームページで発表を行います。
5.仕様変更届・選定廃止届
- 仕様変更届
選定された型式の助成対象機器の仕様のうち、同型式名において仕様を変更する場合は、仕様変更届出書(様式7)を提出してください。
仕様変更の届出に際して審査を要する場合は仕様変更手数料が必要となります。なお、軽微な変更の場合は届出が不要となりますので、お問い合わせ下さい。 - 選定廃止届
選定の取りやめあるいは製造又は販売を終了するときは、当該時期に選定廃止届出書(様式8)を提出してください。
6.手数料について
選定を受けようとする者が、納入しなければならない手数料の額は、下表のとおりです。
■手数料
内容 | 金額 | ||
---|---|---|---|
審査手数料 | 1型式につき | 税抜30,000円 (税込33,000円) | |
仕様変更手数料 | 1型式につき | 税抜10,000円 (税込11,000円) |
手数料は、申請書受理後に請求書を発行しますので、申請月内に下記へ振込をお願いします。
振込手数料は、申請者負担でお願いします。
■振込先
みずほ銀行 四谷支店
普通預金 口座番号 1831021
一般財団法人環境優良車普及機構
ザイ)カンキヨウユウリヨウシヤフキユウキコウ
詳細は「貨物自動車用ドライブレコーダ選定ガイドライン規程」を参照してください。
また、ガイドラインの申請書類はHPの申請書類をダウンロードして使用してください。
7.問い合わせ/申請日時予約
※ 申請・ご相談の際は、事前にご連絡をお願いします。
一般財団法人 環境優良車普及機構 企画調査部
・TEL:03-3359-9008
・FAX:03-3353-5431
・Eメールアドレス:shinsa*levo.or.jp (←「*」を「@」へ変更してください)