安全装置等助成対象機器選定事業
事業概要
1.事業の目的
事業用トラックの交通事故ゼロを目指すために、(公社)全日本トラック協会は、安全装置等導入促進事業、アイドリングストップ支援機器導入促進事業に取組み、また各都道府県トラック協会はEMS機器助成事業を実施しています。全日本トラック協会は、これらの安全装置等の機器の機能や活用等に関する要件を設定して、助成対象とする機器を審査、選定していましたが、業務の効率化を図るために、これまで行ってきた助成対象機器の選定、変更、廃止等の事務業務をLEVOに委託することになりました。
このため、LEVOは、全日本トラック協会からの委託を受けて、新たに安全機器等の助成対象機器の審査、選定する業務を平成31年4月1日から行うこととなりました。提出資料や審査方法は、全日本トラック協会で行われていた内容に準拠しています。なお、機器導入に対する助成の受け付けは、引き続きトラック協会で実施されます。
2.対象機器
当該助成対象機器は、既に商品化されている、あるいは今後商品化されるもので、貨物自動車への導入及び一般的な使用条件下において、運送事業者の適切な活用を確保する観点から販売店等より直接運送事業者等に販売されているものとします。また、機器の取付、取扱の指導、及びアフターフォローなど使用者が円滑に導入、使用できる条件が整えられている安全装置等の機器を対象とします。
審査対象機器は以下に掲げる機器で、装着にあたっては、道路運送車両の保安基準に抵触しないことなどの条件があります。
- 後方視野確認支援装置
常時、後方視野が確保できる必要があります。 - 側方視野確認支援装置
車両総重量7.5トン以上の事業用トラックの車両左側方の交通状況が左折方向指示器と連動してモニターに表示されるものが対象となります。 - 側方衝突監視警報装置
車両総重量7.5トン以上のトラック(トラクタ・トレーラにあっては、第5輪荷重が8.5トン以上)の左折時における対歩行者、対自転車などとの衝突の危険性を電子的に判断し、停止状態以外の走行時における衝突の危険性が生じた場合に当該車両の運転者に警告音及び警告灯により警告するものが対象となります。 - 呼気吹込み式アルコールインターロック
国土交通省の技術指針に適合している必要があります。 - IT機器を活用した遠隔地で行う点呼に使用する携帯型アルコール検知器
通信機能を有し、または通信機器と接続することで、測定終了後、被測定者の意思によらず、自動的にかつ直ちに測定結果を営業所に設置した端末に送信できるものが対象となります。 - EMS機器
デジタル式運行記録計など、EMS基準に定めるエコドライブの実践に効果のあるEMS用車載器が対象となります。 - アイドリングストップ支援機器(エアヒータ、車載バッテリー式冷房装置)
トラックドライバーが休憩、荷待ち等におけるエンジン停止時に相当時間連続して使用可能な車載用冷暖房機器です。
3.申込
[1]申込者の要件
申込者は、当該機器の製造又は販売を業とする者とします。
[2]当該機器に関わる要件等
機器は、全日本トラック協会が定めた機器の審査基準を満たすとともに、機器の取付、取扱の指導、及びアフターフォローなど使用者が円滑に導入、使用できるようにするためのメーカーあるいは販売会社等は、以下の要件を満足する必要があります。なお、審査・ご相談の際には、審査基準をお知らせします。
項目 | 要件 | 具体的事項 | |
---|---|---|---|
サポート体制 | 安全装置等助成対象機器を使用、活用するためのメーカー/販売会社のサポート体制の充実度 | ・安全装置等助成対象機器を製作又は販売するものは、使用者に対し取り付け、取り扱い及び活用に関するサポート体制があること。 ・安全装置等助成対象機器を製作又は販売するものは、機器の不具合等に対する修理体制があること。 | |
耐久信頼性/品質 | 耐久試験、電圧試験結果等 | ・自動車として使用する環境で十分な耐久信頼性を有し、社内の品質基準において確認試験等が実施された機器であること。 | |
保証等 | 製品保証期間、部品保存期間等 | ・製作又は販売会社による保証期間及び部品保存期間が定められていること。 | |
販売 | 販売開始日(見込み) | ・選定結果発表日までに販売していること。 |
[3]申請書類
申込者は、LEVOに対して、審査申込書および所定の書類を添付して正本1部を提出してください。
(副本は控えとしてお持ちください)
➀ 安全装置等助成対象機器 審査申込書(様式0) | ー |
➁ 基準への対応状況(様式1~様式7) | 申請する分類のみ記載 |
③ 審査申込総括表(様式8) | Excelファイル(電子ファイル)も提出 |
④ 対象機器カタログ | ー |
⑤ 対象機器取扱説明書 | ー |
⑥ 対象機器価格表 | 標準的なセットの品番、価格 |
⑦ 対象機器に係る試験成績証等 | ー |
⑧ 会社案内 | ー |
[4]申込の受付
申し込みの受付に際し次に掲げる内容を確認します。申し込まれる方の時間帯が重複する恐れがありますので、必ず日時を予約してください。審査、選定は1時間程度を予定しています。
- 助成対象機器の申込者であること。
- 申込書に必要事項が記載され、必要な書類が添付されていること。
- 対象となる機器の現品(数量1)の主たる部分の提示(アイドリングストップ支援機器を除く)及び後方視野確認支援装置、側方視野確認支援装置、側方衝突監視警報装置はデモンストレーションによる確認。
注)デモンストレーションは、実機又はテスト機を用いるか実機の持ち込みが困難な場合は、実際にトラックに設置した状態で機能している様子を撮影した映像をノートPCなどで再生すること。
LEVOは、申込書内容、申込者の要件、デモンストレーションの結果等を精査し、申込内容が適切であると確認されたときは、申込書類を受け付けます。その際、副本表紙に受付印を捺印し、申込者に返却します。
[5]受付期間
受付は、随時行っています。(機器の選定は月単位で実施)
4.審査、選定
- 審査、選定
LEVOは、申込者から提出された当該機器受付時の確認内容及び関係申込書類から機器別に定める要件に適合しているか審査、選定します。 - 結果の通知
LEVOは、審査終了後、選定結果を申込者に通知します。
なお、申込者は結果に対して異議を申し立てることができません。 - 結果の発表
LEVOは、選定結果が機器の基準に適合する場合、申込案件に対して選定番号を付して機構のホームページで公表します。
5.仕様変更届・選定廃止届
- 仕様変更届
選定された型式の助成対象機器の仕様のうち、同型式名において仕様を変更する場合は、仕様変更届出書(様式9)を提出してください。仕様変更の届出に際して審査を要する場合は仕様変更手数料が必要となります。なお、軽微な変更の場合は届出が不要となりますので、お問い合わせ下さい。
平成29年4月以前に選定された機器は、選定番号が付されてないため仕様変更届出書の記入欄は「-」として下さい。 - 選定廃止届
選定の取りやめ或いは製造又は販売を終了するときは、当該時期に選定廃止届出書(様式9)を提出してください。
平成29年4月以前に選定された機器は、選定番号が付されてないため選定廃止届出書の記入欄は「-」として下さい。
6.手数料について
審査、選定を受けようとする者又は審査、選定を伴う仕様変更を届け出る者が、納入しなければならない手数料の額は、下表のとおりです。
■手数料
内容 | 金額 | ||
---|---|---|---|
手数料 | 1型式につき | 税抜30,000円 (税込33,000円) | |
仕様変更手数料 | 1型式につき | 税抜10,000円 (税込11,000円) |
手数料は、申請書受理後に請求書を発行しますので、申請月内に下記へ振込をお願いします。
振込手数料は、申請者負担でお願いします。
■振込先
みずほ銀行 四谷支店
普通預金 口座番号 1831021
一般財団法人環境優良車普及機構
ザイ)カンキヨウユウリヨウシヤフキユウキコウ
7.問い合わせ/審査、選定日時予約
※ 審査、選定・ご相談の際は、事前にご連絡をお願いします。
一般財団法人 環境優良車普及機構 企画調査部
・TEL:03-3359-9008
・FAX:03-3353-5431
・Eメールアドレス:shinsa*levo.or.jp (←「*」を「@」へ変更してください)